明治時代のまとめ年表(中学歴史)

明治時代のまとめ年表(中学歴史)

明治時代の年表とポイント

明治時代も江戸時代と同様に覚えることが多いので前期、中期、後期に分けて中学歴史でのポイントと年表を見ていきます。

 

明治時代前期の流れ

戊辰戦争で旧幕づ軍を破った新政府は国づくりを急ピッチで進めていきます。版籍奉還廃藩置県統治の仕組みを作るのと同時に、郵便制度学制などの社会基盤も整備していきます。

 

四民平等を目指し武士の特権を廃止したことなどから士族の不満が高まり反乱(西南戦争)を起こしますが、政府により鎮圧されました。

 

明治時代前期の中学歴史年表

1868年 戊辰戦争
1868年 五箇条の御誓文
1869年 版籍奉還
1871年 廃藩置県
1871年 郵便制度
1872年 鉄道開通
1872年 学制の公布
1873年 地租改正
1873年 徴兵令
1874年 民選議員設立の要求
1875年 樺太・千島交換条約
1876年 日朝修好条規
1877年 西南戦争
1879年 沖縄県ができる

 

中学歴史「明治時代(前期)」のポイント

版籍奉還とは、大名から天皇に領地(版図)と人民(戸籍)を返させたこと。
この後に、藩を廃止し、府県を置くこととなりました(廃藩置県)。

 

欧米の列強と肩を並べるための富国強兵策もこの時代の特徴です。
学制を公布し国民に教育を行きわたらせるとともに、徴兵制も導入しています。

 

明治時代中期の流れ

明治新政府は一部の藩の出身者によって政治が動かされていたので、ほかの藩から反発が出てきます。こうした中で自由民権運動が全国的に広まり、大日本国憲法内閣制度が整備され、国会も開設されたのが明治中期の流れです。

 

明治時代中期の中学歴史年表

1880年 国会期成同盟
1881年 国会開設の勅諭
1881年 自由党ができる
1882年 立憲改進党ができる
1883年 鹿鳴館できる
1885年 内閣制度ができる
1889年 大日本帝国憲法の発布
1890年 第一回帝国議会の開会
1894年 条約改正(治外法権の撤廃)
1894年 日清戦争
1895年 下関条約
1895年 三国干渉

 

中学歴史「明治時代(中期)」のポイント

内閣制度ができて初代の内閣総理大臣となったのが伊藤博文です。
そのあとで、大日本国憲法が発布され、国会(第一回帝国議会)が開かれました。

 

帝国議会の衆議院議員は国民の選挙により選ばれましたが、選挙権を持っているのは人口の約1.1%に過ぎませんでした。

 

明治時代後期の流れ

ロシアの南下政策に危機感を持っていたイギリスが日本と同盟を結びます。この同盟によりイギリスの支援も得て軍備を拡大した日本はロシアとの戦争に突入します。戦争の結果、朝鮮における日本の支配権が強まり、韓国を併合することとなりました。

 

明治時代後期の中学歴史年表

1901年 八幡製鉄所の操業開始
1901年 足尾銅山鉱毒事件
1902年 日英同盟
1904年 日露戦争
1905年 ポーツマス条約
1905年 吾輩ハ猫デアル(夏目漱石)
1907年 英露仏三国協商
1910年 韓国併合
1910年 大逆事件
1911年 関税自主権の回復
1911年 清で辛亥革命

 

中学歴史「明治時代(後期)」のポイント

日本で社会主義思想が広まったのもこの頃。
1901年に片山潜らが日本初の社会主義政党「社会民主党」をつくりました。

 

政府は社会主義運動を厳しく取り締まり、幸徳秋水らを処刑したのが大逆事件です。

 

明治時代の年表確認問題

明治時代(前期)の年表確認問題

次の出来事を起きたのが古い順に並べなさい。

  • (ア) 西南戦争
  • (イ) 鉄道開通
  • (ウ) 沖縄県ができる
  • (エ) 樺太・千島交換条約

 

明治時代中期の確認問題

次の出来事を起きたのが古い順に並べなさい。

  • (ア) 日清戦争
  • (イ) 三国干渉
  • (ウ) 鹿鳴館できる
  • (エ) 条約改正(治外法権の撤廃)

 

明治時代後期の確認問題

次の出来事を起きたのが古い順に並べなさい。

  • (ア) 韓国併合
  • (イ) 日露戦争
  • (ウ) 日英同盟
  • (エ) ポーツマス条約

 

 

明治時代(前期)の年表確認問題の答えと解説

新政府は琉球藩を設置後に、琉球の人々が台湾で殺されたことから台湾に出兵し、その後に沖縄県を設置しました。

 

答え.(イ)→(エ)→(ア)→(ウ)

 

明治時代(中期)の年表確認問題の答えと解説

政府は欧米諸国との不平等条約を改正するために、鹿鳴館を建て外国人を東京に招きました。ロシア、ドイツ、フランスが日清戦争で日本が得た遼東半島の清への返還を求めたのが三国干渉です。

 

答え.(ウ)→(エ)→(ア)→(イ)

 

明治時代(後期)の年表確認問題の答えと解説

日露戦争の講和条約がポーツマス条約です。
これにより日本の朝鮮での優越権が認められました。

 

答え.(ウ)→(イ)→(エ)→(ア)

 

明治時代の年表ポイントチェック

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出来事
1868年 戊辰戦争、五箇条の御誓文
1869年 版籍奉還
1871年 廃藩置県、郵便制度
1872年 鉄道開通、学制の公布
1873年 地租改正、徴兵
1874年 民選議員設立の要求
1875年 樺太・千島交換条約
1876年 日朝修好条規
1877年 西南戦争
1879年 沖縄県ができる
1880年 国会期成同盟
1881年 国会開設の勅諭、自由党ができる
1882年 立憲改進党ができる
1883年 鹿鳴館できる
1885年 内閣制度ができる
1889年 大日本帝国憲法の発布
1890年 第一回帝国議会の開会
1894年 条約改正(治外法権の撤廃)、日清戦争
1895年 下関条約、三国干渉
1901年 八幡製鉄所の操業開始、足尾銅山鉱毒事件
1902年 日英同盟
1904年 日露戦争
1905年 ポーツマス条約、吾輩ハ猫デアル(夏目漱石)
1907年 英露仏三国協商
1910年 韓国併合、大逆事件
1911年 関税自主権の回復、清で辛亥革命

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