中学歴史で出てくる国内の戦い(2)江戸時代以降

【中学歴史】国内の戦い(2)江戸時代以降

国内の戦い(2) 大坂夏の陣以降

中学歴史に出てくる江戸時代以降の日本国内での戦い・争いについて定期テストレベルの出来事をまとめています。まずは、年表でチェックしてみましょう。

 

中学歴史 国内の戦い(2)江戸時代以降

時代 西暦 出来事 人物
江戸時代 1615年 大坂夏の陣 徳川家康 vs 豊臣軍
1839年 蛮社の獄 幕府 vs 渡辺崋山・高野長英
1858年 安政の大獄 井伊直弼 vs 吉田松陰
1860年 桜田門外の変 水戸藩浪人 vs 井伊直弼
明治時代 1868年 戊辰戦争 新政府軍 vs 旧幕府軍
1877年 西南戦争 政府軍 vs 西郷隆盛
1910年 大逆事件 政府 vs 幸徳秋水
昭和時代 1932年 五・一五事件 海軍将校 vs 犬養毅
1936年 二・二六事件 陸軍将校 vs 政府要人

 

定期テストでのポイント(国内での戦い)

徳川家康が江戸に幕府を開いた後も、大阪城には豊臣秀吉の子の秀頼がいて、家康に従わないでいました。そこで、徳川側が戦いを仕掛け、豊臣側を滅ぼしたのが大坂夏の陣です。

 

大阪夏の陣の半年前には、大阪冬の陣があったことも覚えておきましょう。
順番は、冬の陣(1614年)→夏の陣(1615年)です。

 

蛮社の獄は、幕府の対外政策を批判した蘭学者が処罰された事件。
この少し前(1825年)に、幕府は異国船打払令を出しました。

 

安政の大獄は、大老の井伊直弼が尊王攘夷運動を取り締まったもの。
井伊直弼が日米通商条約を結んだことなどに反対派の声が大きくなっていました。

 

桜田門外の変は、安政の大獄での厳しい処罰に反発した水戸藩浪人が井伊直弼を桜田門外で暗殺した事件です。

 

明治のはじめの内戦が戊辰戦争と西南戦争。

 

戊辰戦争では鳥羽・伏見の戦いで勝利した新政府軍(薩摩藩、長州藩が中心)は、江戸城の明け渡しにも成功し、会津若松や函館でも旧幕府軍に勝利しました。

 

戊辰戦争で最後の戦地となったのが、函館の五稜郭です。

 

西南戦争は、西郷隆盛を中心とした鹿児島の士族が政府に反乱を起こしたものですが、政府軍によりおさえられました。

 

大逆事件は、政府が高まりつつあった社会主義運動を取り締まったもの。天皇暗殺を計画したとして処刑されたものの中には無実の人もいました。

 

五・一五事件二・二六事件は戦争に向かっていく中で軍人が起こしたもの。反乱軍として政府に鎮圧されましたが、軍部の力は強まっていきました。