NHK動画10分日本史を使った中学歴史の勉強法(2)

NHK動画10分日本史を使った中学歴史の勉強法(2)

NHK10分日本史「ヤマト王権による統一国家の成立」

NHKのサイトにある動画「10min.ボックス日本史」の第二回「ヤマト王権による統一国家の成立」を使った勉強法を紹介します。10分の動画なので効果的に活用してみてください。

 

この動画で学べること

ヤマト王権による統一国家の成立」では下記のことが学べます。

  • 邪馬台国に関すること
  • 仏教伝来による国内政治への影響
  • 聖徳太子らによる国造りのポイント

この動画で対象としているのは邪馬台国の時代から聖徳太子による政治の時代まで。
統一国家としての日本(当時の呼び方では「倭」)ができていく過程が説明されています。

 

仏教伝来十七条の憲法冠位十二階などテストでも狙われやすい重要なキーワードについての解説も含まれています。動画を見ながらポイントとなるワードをメモすると効果的です。

 

動画を見た後の確認問題

動画の内容をしっかり覚えているかの確認テストです。

【問.1】邪馬台国を治めていた女王は?

(ア)卑弥呼
(イ)卑弥子
(ウ)鬼弥子

【問.2】仏教を積極的に取り入れようとしたのはどちらか?

(ア)蘇我氏
(イ)物部氏

【問.3】十七条の憲法の第2条は?

(ア)和を以て貴しとなす
(イ)仏法僧を大事にしなさい
(ウ)詔は謹んで受けとめなさい

 

いずれも動画の中に答えがあります。
(一応、ページの一番下に答えは掲載しています。)

 

動画では出てこない関連事項を整理

「ヤマト王権による統一国家の成立」の補足事項です。

 

邪馬台国のことを知ることができるのは中国の歴史書「魏志倭人伝」によってのみです。
ここに卑弥呼のことも書かれています。

 

魏志倭人伝には、邪馬台国への行き方も記されているのですが、その通りに行くと海の中になってしまうため、どこのあったかは定かではありません。畿内説九州北部説が有力です。

 

邪馬台国がヤマト王権になったのかも定かではありません。

 

ヤマト王権のなかで力をつけてきた豪族が蘇我氏と物部氏。
仏教伝来をめぐる対立から蘇我氏が物部氏を滅ぼし実権を握ります。

 

蘇我氏(蘇我馬子)とともに古代国家づくりの中心となったのが聖徳太子というわけです。
と対等な立場で国交を結ぼうとしたのも聖徳太子です。

 

確認問題の答え

【問.1】(ア)卑弥呼(卑弥呼の「卑」は「鬼(オニ)」の字ではないので注意)
【問.2】(ア)蘇我氏
【問.3】(イ)仏法僧を大事にしなさい