中学歴史「飛鳥文化」のまとめとポイント
中学歴史で習う飛鳥文化について定期テストで出題されそうなポイントをまとめています。
飛鳥文化の特徴「わが国最初の仏教文化」
飛鳥文化は、蘇我氏や聖徳太子が活躍していた7世紀ごろの飛鳥時代の文化です。仏教を中心とした文化で、中国大陸や朝鮮半島からの影響がみられます。
寺院などの建築物や仏像の制作は渡来人が中心となって行い、ギリシャ文化ともつながる特徴も見られます。テストでは「わが国最初の仏教文化」というフレーズが頻出です。
飛鳥文化の時代背景
飛鳥時代(592年〜710年)
- 593年…聖徳太子(厩戸王)が摂政となる
- 603年…冠位十二階を制定
- 604年…十七条憲法を制定
- 645年…大化の改新が始まる
- 663年…白村江の戦い
- 672年…壬申の乱
- 694年…藤原京に遷都
- 701年…大宝律令が完成
飛鳥文化のポイント
- 仏教中心
- 中国大陸、朝鮮半島からの影響
- ギリシャ文化とも共通点あり
日本の歴史で最初に出てくるのが飛鳥文化です。当時は朝鮮半島や中国大陸からの影響を大きく受けていたので、飛鳥文化にもその特徴がみられます。
飛鳥文化の代表的作品
- 飛鳥寺…蘇我氏が建立。
- 法隆寺…現存する世界最古の木造建築物。聖徳太子が建立。
- 釈迦三尊像…法隆寺金堂にあるもの。鞍作鳥(くらつくりのとり)が作成。
- 百済観音像…法隆寺にある仏像。
- 玉虫厨子…法隆寺にある仏教工芸品。
- 高松塚古墳壁画…鮮やかな色の壁画。
飛鳥文化の建築物で覚えておきたいのは法隆寺です。国宝として指定されているだけでなく、日本で最初に世界文化遺産に登録されたものの一つでもあります。
この法隆寺にある釈迦三尊像、百済観音像、玉虫厨子は飛鳥文化の代表物として定番です。
また、法隆寺は別名で斑鳩寺(いかるがでら)と呼ばれることも覚えておきましょう。