西郷隆盛の関連年表と中学歴史での重要ポイント

西郷隆盛って何した人?

戊辰戦争で活躍し、征韓論を唱え、西南戦争で敗れた

戊辰戦争(ぼしんせんそう)で新政府軍の中心人物として旧幕府を倒したのが西郷隆盛です。新政府の一員として活躍しましたが、征韓論を唱えて政府からは身を引き、最後は不平武士をまとめ西南戦争を起こしましたが、敗れました。

 

西郷隆盛の関連年表

西暦 西郷隆盛に関する出来事 その他の出来事
1827年 誕生  
1837年 大塩平八郎の乱
1862年 寺田屋事件
1864年 禁門の変(蛤御門の変)
1866年 薩摩藩の実力者に 薩長同盟
1868年 勝海舟と会談し、江戸を無血開城させる 戊辰戦争
1871年 欧米使節団(岩倉具視ら)
1873年 征韓論で政府を去る
1877年 反政府側の中心 西南戦争
西南戦争に敗れ死去

 

西郷隆盛が誕生したのは江戸時代の後期。1827年で11代将軍徳川家斉のときです。
出身は薩摩藩(鹿児島県)。薩摩藩というのは西郷のキーワードのひとつです。

 

下級武士でしたが薩摩藩の中で頭角を現し、討幕運動では中心的な役割を果たします。同じく薩摩藩で中心となっていたのが大久保利通。ともに薩長同盟を結んだときの中心人物です。

 

ポイント整理「薩長同盟を結んだ中心人物」
  • 薩摩藩 … 西郷隆盛、大久保利通
  • 長州藩 … 高杉晋作、木戸孝允
  • 土佐藩 … 坂本龍馬

 

維新の三傑のひとり

西郷隆盛は大久保利通木戸孝允とともに明治維新で活躍した人物として維新の三傑(いしんのさんけつ)と呼ばれています。

 

戊辰戦争と西南戦争

軍人としての側面が強い西郷隆盛に関して覚えておきたいのは2つの「戦争」。
戊辰戦争と西南戦争です。

 

戊辰戦争は旧幕府を倒した戦争。
西郷は新政府軍の中心人物として活躍しました。

 

その後、新政府にも参加しますが、征韓論の対立から政府を去ります。
西郷は武力を使ってでも朝鮮に開国を迫る立場を取っていました。

 

政府を去った西郷の元に新政府への不満を持つ士族が集まり、反政府の戦いを起こしたのが西南戦争です。この戦いに敗れ、西郷は亡くなりました。