中学歴史の重要語句暗記法(天智天皇と天武天皇)
漢字が似ていて紛らわしい天智天皇と天武天皇のポイントをまとめました。
この二人はどちらも飛鳥時代の天皇で、日本という国ができていく時代に活躍しました。
ちなみに、天智天皇が兄で、天武天皇が弟の兄弟です。
まずは、関連する重要語句を3×3マスのマンダラート風にまとめました。
天智天皇と天武天皇の重要ポイント
タブ(上についている部分)の「天智天皇」「天武天皇」をクリックすると切り替わ絵ります。
天智天皇
天武天皇
中臣鎌足 |
大化の改新
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庚午年籍
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乙巳の変
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天智天皇 |
白村江の戦い |
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蘇我蝦夷・入鹿 |
中大兄皇子
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新羅・唐 |
天智天皇(兄) |
天皇中心の |
八色の姓
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壬申の乱
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天武天皇 |
古事記 |
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大友皇子 |
大海人皇子
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日本書紀 |
天智天皇(中大兄皇子)による大化の改新
天智天皇の元の名は中大兄皇子。
中臣鎌足とともに乙巳の変で蘇我蝦夷、蘇我入鹿親子を滅ぼした人物です。
その後に行った一連の改革が大化の改新と呼ばれます。
これは白村江の戦いで新羅・唐の連合軍に倭(日本)が敗れたことで、防衛のために中央集権的な国づくりを進める必要が出てきたことによるものです。
庚午年籍(こうごねんじゃく)とは、日本で最初に作られた全国的な戸籍のこと。
国づくりにとって戸籍は欠かせないものです。
天武天皇(大海人皇子)による天皇中心の国づくり
天智天皇が亡くなった後後継者争いとなったのが壬申の乱です。
天智天皇の息子の大友皇子と弟の大海人皇子による争い。
勝利した大海人皇子が天武天皇となりました。
「天皇」という称号が正式に使われるようになったのがこの天武天皇から。
進めたのは天皇中心の国づくりで、その中で古事記や日本書紀の編さんも行われました。
八色の姓(やくさのかばね)とは、新しい氏姓制度のことで、役人の地位を再編成しました。